ジャンク品のスマホでも買い取ってもらえる?拒否されるケースとは
公開日:2023/02/01 最終更新日:2023/02/14
大きな破損や故障がある品は「ジャンク品」と呼ばれ、買取価格が低くなる傾向にあります。スマホも例外ではなく動作不良や画面割れなどがあるとジャンク品となってしまいます。というわけで今回の記事ではジャンク品は買い取ってもらえるのか、また拒否されるケースはどんなものがあるのかについて解説します。
ジャンク品と判断される基準とは
まずここではジャンク品とはどんなものなのか確認しておきましょう!
傷・画面割れ
重度の傷や画面割れはジャンク品に該当します。多少の傷であれば中古品になりますが、画面がぼろぼろであったり、深い傷がついていたりするようなものはジャンク品として扱います。ただ、画面の傷はどんなに小さい傷でもジャンク品です。
操作不可
画面のタッチができない、音量操作ができないなどの操作不可能な商品もジャンク品です。操作不良だと携帯の役割を果たせなくなるため、中古品では扱えなくなります。
すぐ本体が熱くなる
すぐに本体が熱くなるのは、データが重いことやバッテリーの消耗によるものが多いですが、これ以外に基盤に問題があるケースもあります。基盤に問題が生じる主な原因は水没といわれているので、注意しましょう。
水没にも画面がつかなくなったり音がでなくなったりする重度の水没と、このように本体がすぐに熱くなるような軽度の水没があります。軽度の水没は水に落とさなくとも、湿気の多いお風呂などで使用してもなる可能性があるので、お風呂で携帯を使用している方は気を付けたほうがよいでしょう。
すぐにフリーズする
アプリが全然開かないスマホや、フリーズしてブラックアウトするようなスマホもジャンク品扱いです。フリーズは主に、最新版のバージョンにアップデートしていなかったり、ストレージ容量の不足によって起こったりするので、定期的なバージョンアップは必ず行いましょう。
バッテリーの劣化
バッテリーの調子も携帯の品質に関わります。バッテリーが劣化しており、すぐに電池が減る用であればジャンク品として扱われます。しかしバッテリーの消耗はほとんどがバッテリー交換で修理可能であるため、査定金額は高くなる傾向にあります。
しかしバッテリーが原因ではなく、基盤に問題がある場合は別問題です。基盤は壊れていると修理はできないので、完全なジャンク品になってしまいます。
実はジャンク品でも買い取ってもらえる?
ここまでジャンク品の特徴を紹介しました。ここからはジャンク品でも「買い取ってもらえるのか」について解説します。
ジャンク品は可能
結論からいうと、ジャンク品のスマホは買い取って貰えます。ジャンク品であっても携帯以外の使い道があるため、問題ありません。ただ、通常使用可能なスマホは中古品として扱われるので、ジャンク品と混合しないようにしましょう。
中には買取できないスマホも
ジャンク品はほとんどの商品が買い取って貰えますが、中には買い取ってもらえない商品も存在します。ここからは買い取ってもらえないスマホはどんなものがあるのか、見ていきましょう。
・不正入手品
買い取ってもらえないスマホとして「不正入手品」があります。不正入手品の例を挙げると、落ちていたスマホや詐欺で盗んだスマホなどがあります。不正入手品は身元がわからないため、本人確認書の提示を求められることになり、身元確認が取れない場合には買取の手続きができません。
・暗証番号が分からないもの
暗証番号がわからなくなってしまったスマホも買取不可になります。ただ、自分の端末で本人確認証が提示できる場合には、携帯会社でロックを解除できるため、問題ありません。
・赤ロムである端末
赤ロムとは、携帯の本体代金を支払い切れていない端末のことです。携帯を購入するときに一括ではなく、分割払いで購入する方は多いと思います。そのとき、分割払い中でもスマホを利用できますが、所有権はまた携帯会社にあります。そのような端末を赤ロムといいます。
そして基本的に分割払いを滞納するとスマホにはネットワークのロックがかかり、すべての通信機能が使えなくなります。このような赤ロムのスマホは利用価値がなく、所有権の譲渡の問題もあるため、買取が不可になります。
故障していても高く買い取ってもらえる可能性はある?
では故障していても高く買い取ってもらえるのは一体なぜなのでしょうか。ここで解説します。
スマホ以外の利用法があるため買い取ってもらえる
スマホを買い取ってもらえるのは、利用価値がある方にほかなりません。ここからは携帯以外の使い道を2つ紹介します。
・分解して部品を再利用
修理ができないほど壊れたスマホでも、分解すればパーツごとに再利用できる場合があります。修理用のパーツがないスマホも中にはあるため、修理店などが買い取り、質のよいパーツを修理時に利用するのです。
・レアメタル
レアメタルを回収する目的でもジャンク品であるスマホは買い取られます。レアメタルにはいくつかの種類がありますが、スマホでのレアメタルの代表例はリチウムやコバルトです。またインジウムという元素も液晶パネルに使われています。レアメタルを回収する目的でも故障品のスマホは利用されます。
まとめ
今回は「ジャンク品のスマホも買い取ってもらえる?」「拒否されるケースは?」について解説しました。まとめると、ジャンク品のスマホは、基準はあるものの、買い取ってもらえます。
しかし不正入手や赤ロムの端末を買取に出すことだけはやめましょう。買取業者だけでなく、フリマアプリなどでも購入者に黙って売却してはいけません。きちんとした端末を適切な方法で買取に出すことが大切です。ジャンク品スマホを買取する際の参考になれば幸いです。