買取に出すスマホはSIMロック解除必須?
公開日:2023/02/15 最終更新日:2023/02/14
これからスマートフォンを売却しようと考えている人や、SIMロックを解除してからスマートフォンを売却する理由を知りたい人に、今回の記事はおすすめです。キャリアの縛りをなくしたほうが高く買い取ってもらえるので実施するようにしてください。この際、ネットワーク利用条件をあらかじめ知っておきましょう。
買取に出すスマホのSIMロックをなぜ解除すべきなのか
買取価格が高くなるので、手間を惜しまずに解除しておきましょう。この際、あらかじめ条件を確認しておきます。
キャリアの縛りをなくすことが目的
こちらは売却するときの基本的な知識です。SIMロックを解除することでキャリアの縛りをなくせます。特定のキャリアの電波しか使用できない商品よりも、どのキャリアの電波も使用できる商品のほうが高く買取してもらえます。少し手間はかかりますが、売却後に買取価格を知って幻滅しないようにあらかじめ解除しておきましょう。
SIMロック解除のための条件
どのようなスマートフォンでも解除できるわけではありません。2つの条件があります。まず、スマートフォンを購入してから100日または101日以上経過していることが条件です。ただし、スマートフォンを一括購入していれば期間に関係なく解除できます。
次に、ネットワーク利用制限が丸印または三角印の場合です。スマートフォンとして機能を果たせている状態であれば問題ありません。
SIMロックの解除方法とは
2つの方法を紹介します。キャリアショップのスタッフに解除を依頼すると費用が発生しますが、自分で解除すると費用が発生しません。
マイページ内で解除する方法
キャリアショップに行かなくても、費用を抑えて自分で解除する方法があります。マイページ内にアクセスすると、誰でも簡単にできるようになっています。
マイページ内を1つずつ探すよりも検索するとよいでしょう。IMEI番号が必要ですが本人確認書類は不要です。IMEI番号の確認方法は、キャリア会社のホームページに掲載されているのでそちらを確認しましょう。
キャリアショップで解除する方法
自分で解除する自信がない人やIMEI番号の確認方法が分からない人は、キャリアショップのスタッフに解除を依頼する方法があります。手数料は3,300円(税込)です。自分で解除する必要がないので手間は省けますが、本人確認書類の携行が必要です。
また、キャリアショップではほかの顧客もいるので待ち時間が長くなる可能性があります。インターネットで事前予約可能であれば、そのようにしてから来店することをおすすめします。
分割払いは完済しておいたほうがよい
スマートフォンを売却したいと思ったタイミングが来ても、売却できる状態でなければチャンスを逃してしまいます。売却はタイミングが重要なので、機種代は早く完済しましょう。
ネットワーク利用制限が丸印の場合
こちらは白ロムといわれる状態です。スマートフォンの機種代を完済しているので問題ありません。商品の買取価格が高くなるので、分割払いを完済すると自分にリターンとして返ってきます。業者も安心して買取できます。一括購入が難しい人が分割払いを選択しますが、早く完済しておいて損することはありません。
ネットワーク利用制限が三角印の場合
こちらも白ロムといわれる状態です。契約中のスマートフォンの機種代を分割払いで支払っている最中ということになります。こちらの状態でも多くの業者は買取してくれますが、なかには拒否する業者もあります。
その理由は、途中で支払いが滞ってしまう可能性があるからです。現在の利用者が分割払いを止めてしまうと、買取したスマートフォンが使用できない状態になります。そのような商品を買取しても、顧客に商品を販売できないので店舗は利益になりません。店舗にとって不利益を被る可能性があるので、買取価格が減額されるのが一般的です。
ネットワーク利用制限がバツ印の場合
こちらは赤ロムといわれる状態です。スマートフォンの機種代の支払いが滞納している状態で、スマートフォンとしての機能を果たせていません。電波を強制的にキャリア会社から止められているので、電話やメールなどの機能が停止しています。そのため、業者は買取できません。
また、買い取るときはスマートフォンの機種代を支払っている最中でも、売却後に何かしらの理由により途中で機種代の支払いが滞ってしまうと、赤ロムの状態になってしまいます。
白ロムから赤ロムの状態になると業者から料金を請求されるので、利用料金を完済するようにしましょう。また、支払いを滞納し続けると信用情報に傷が付きます。明確な期間は明らかになっていませんが、5~10年はブラックリストに掲載されるので不利益を被ることになります。
まとめ
ネットワーク利用制限を知っておくことで、自分が所有しているスマートフォンが売却できるかどうか分かります。ネットワーク利用制限に問題なければすぐに売却できるだけではなく高い値段が付くので、機種代は一括払いまたは分割払いであっても早めに完済しましょう。
売却はタイミングが重要です。たとえば、新作モデルの販売が告知されたタイミングで旧作モデルを売却するとよい条件で買取してもらえます。チャンスを逃さないために、いつでも売却できる状態にしておきましょう。