未使用なのに中古品扱いになるのはなぜ?未使用品と判断される基準とは
公開日:2023/02/15 最終更新日:2023/02/14
未使用品のスマホを買取に出したはずなのに、査定結果が「中古品」といわれるケースがあります。きちんと保管していたのに、未使用品として扱われないのはもったいないですよね。というわけで今回は未使用なのに中古品扱いになる理由について解説します。未使用品として買取に出すには、買取を想定して保存することが大切です。
未使用品と判断される基準とは
ここからは未使用品と判断される基準と、スマホの状態によるランク付けをしてみました。ここで紹介する基準はあくまで一般論であるため、細かい基準はお店に問い合わせるようにしてください。それではみていきましょう!
最高ランク
最高ランクは未使用品です。未使用品の基準は以下のようになります。
・未開封
・保護フィルムが貼られたまま
・傷や劣化がない
・箱・取扱説明書、付属品、本体等にダメージがないもの
未使用品に該当しないものとして、リフレッシュ品があります。リフレッシュ品とは、Appleの正規店で修理した際に、交換した端末を指します。リフレッシュ品は正規品とは異なるため、減額の対象となってしまいます。
高ランク
次は高ランクです。高ランクは未使用ではないものの、傷や使用感が少なく、付属品や取扱説明書がついているものを指します。また画面に一つも傷がなく、発色が問題ないことも高ランクの特徴です。
中ランク
高ランクの次は中ランクです。中ランクでは大きな傷がなく、画面に傷がないものをさします。中ランク品は携帯を丁寧に扱っている人であればほとんどの方がこのランク帯になるでしょう。外箱や取り扱い説明書、付属品などはあった方がよいですが、スマホ単体で出してもたいして値段に変化はありません。
低ランク
低ランクは、側面や裏面の傷が目立っており、画面に傷があるものです。しかし大きな傷や画面割れがあったりすると低ランクに該当せず「破損品」や「不良品」の扱いとなるため注意が必要です。
減額につながる意外なポイントとは
ここからは未使用品ではなく、査定のとき減額につながるポイントを3つ紹介します。これから紹介するポイントを守ることで、高値買取が期待できます。
カメラ周辺の傷
スマホの側面や画面には気をつけていても、カメラ周辺を気にしていない方が多くいます。とくにiPhoneのカメラは本体から張り出した位置についているため、そのままiPhoneを置くと傷がついてしまいます。
シール焼け
シールを貼っているスマホも減額の可能性があります。シールで起こる減額にはシール焼けがあります。シールの外側にそって後になる現象です。シール焼けはクリーニングすることが難しいため、最終的に買取に出したいと考えている方はスマホに直接貼らず、ケースに貼るようにしましょう。
バッテリー容量
バッテリー容量も確認しておきたいポイントです。とくに80%をきっている場合にはバッテリー交換が必要になるため、買取価格は安くなるでしょう。
買取に出す前に準備しておくことはある?
ここからは買取に出す前の準備について解説します。ここでは日本でシェアの高いiOS(iPhone)について紹介します。
買取可能品かどうか調べる
買取可能なのかは「分割払いの支払いが済んでいるか」がポイントです。分割払いが支払い終わっていない端末は、所有権がまだ携帯会社にあるため、携帯を買取に出すことができません。
そのような端末を赤ロムといいます。赤ロムは基本的に買取不可であるため、きちんと端末代を支払ってから買取に出すようにしましょう。
必ずデータのバックアップを!
端末代が支払い済みであることを確認したら、次はバックアップをとりましょう。iPhoneのバックアップは、パソコンやiCloud、iTunes、Googleドライブなどさまざまな方法があるため、ここでは詳しく解説しませんが、買取する際は全消去されるため、必ずバックアップは取るようにしてください。
「iPhoneを探す」をOFFにする
iPhone特有の「iPhoneを探す」という機能は買取の際にはOFFにしておきましょう。ONになっていると、その端末のappleIDとパスワードが変更できず、買取不可といわれることがあります。
iCloudのログアウト+端末を初期化
ここまでの作業が終わればあとは、iCloudを削除し、端末を初期化するだけです。iCloudの消去は次の手順で消去できます。「設定→サインアウト→iPhoneから削除」また端末の初期化の手順は「設定→一般→リセット→すべてのコンテンツと設定を消去→iPhoneを消去」です。
梱包
買取方法が店舗の場合は、端末を初期化したスマホを箱にいれ、店舗に持って行くだけですが、郵送で端末を送るケースもあります。郵送する場合は、その業者の指示に従えば問題ありません。梱包の方法はほとんどが次のいずれかになので参考にしてください。
・汚れを拭き取り、スマホを外箱に入れて梱包材に包み封筒に入れる
・スマホを外箱に入れて、紙をしいた段ボールに入れる
まとめ
今回は未使用品なのに中古品になる理由を解説しました。また意外と見落としがちな減額ポイントも紹介したので、高額買取を望む方はぜひ参考にしてください。未使用品として買取を希望するのであれば、基本的に開封したり中身を確認したりしてはいけません。
一度でも本体を触ったり付属品を使用したりしただけでも未使用品と扱われなくなるためです。そのため、未使用品として買取したい場合には、買ったままの状態で傷がつかないところに保存しておきましょう。